fc2ブログ

白夜行

2006-04-24 | 17:00

20060424163252.jpg

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。

分厚い本だったけれど、長さを感じさせなかった。
同じ東野圭吾作「幻夜」とともに、ラストはう~んだったけど、ドラマを見ていたからそれほど後味の悪さを感じなかった。

ドラマを見ておいてよかったと思える本は初めてだ。
原作では、主人公の男女が接する場面は出てこない。子供のころ図書館員が見たという程度だ。でも、周りの状況とかちらりと出てくる文章で2人が連絡を取り合っているのがわかるのだ。そして、2人の心の中を見せないのである。でも違和感がない。そこが東野圭吾のすごいところ!!

でもドラマを見ていたおかげで、このとき2人はこういう気持ちだったとか思い、入っていけた。
ドラマの脚本がよかったということかな。

忠実には無理だけど、ラストも話を加えてあるけど、それがあったから後味の悪さがなかったのだと思う。
せつないお話です。
スポンサーサイト